お客様インタビュー

お客様インタビュー

奈良市 はしもと歯科クリニック
院長 橋本正隆 様

お客様インタビュー『西宮市 伊藤歯科クリニック 院長 伊藤尚史 様』


JR奈良駅前で診療を行うはしもと歯科クリニックは、2016年8月の開業から順調に業績を伸ばしています。キャスダックは、開業1年前の準備段階から関与してきました。キャスダックと会計顧問契約を結んだ経緯や、開業後の課題、キャスダックのサポート内容、さらに今後の展開などについて、院長・橋本正隆氏に話を伺いました。

1.はしもと歯科クリニックの紹介
ロゴ JR奈良駅の駅前で開業する歯科医。予防歯科で有名な山形の歯科医院にて、ドクター、衛生士全員で研修を受けた上で、2016年8月に開業。以来、予防歯科をメインに据えてきた。担当衛生士制を採用し、じっくり患者と向き合うことで安心感、信頼感を醸成。「自分の歯を一生大事にしたい」という健康意識の高い生活者層から支持を得て、奈良市内はもちろん、奈良県内、京都府内からも集患し、順調に成長を果たしている。近年は、根管治療の設備を整え、専門的に取り組み始めている。2021年7月現在、ユニット台数7台、ドクター 5 名、衛生士 10 名、受付・助手 3 名。


2.開業1年前からキャスダックがサポート
― 開業する前はどちらで勤務医をされていたのですか。
医院の成長課題に必要な投資に迷った時、歯科専門の税理士ならではの助言が心強く感じます。奈良で3年、福岡で3年勤務し、2016年8月に、出身地の奈良で開業しました。
― 開業時はどのぐらいの規模でスタートされたのですか。
ユニット4台、ドクター2名、衛生士5名、受付・助手 2 名でスタートしました。気づいたら、ユニットが増えてきたなという感じです。
― 開業時に掲げてビいたジョンをお話し下さい。
私は元々ビジョンや理念といった、大げさなものは掲げていません。目の前の患者様が良くなっていただきたいということだけです。そのために一生懸命技術を磨いて来ました。
― キャスダックとは開業時から会計顧問契約を結ばれているのですか。
そうです。1年前から開業準備をサポートしていただいて、開業と同時に会計顧問契約を結びました。とりあえず開業場所は決まっていましたが、税理士さんがいないと右も左もわからないので、手取足取り教えて頂いきました。担当者は当時から指原さんです。
― 税理士さんがいないと右も左もわからないというのは開業資金調達のことですか。
銀行からのお金の借り方、事業計画書の作成、スタッフの給料の相場、さらに勤務時間など、医院の運営全般です。歯科医院を開業するときにまず何したら良いかと聞けば、「まずは税理士に相談しなさい」と必ず言われます。
― 衛生士や助手などのスタッフは必ず雇用した上で開業するのが一般的なのですか。
家族経営のような形でもやろうと思えばできるかも知れませんが、予防歯科をメインにしようと思ったら衛生士は必須です。そういう意味では、開業当初から規模の拡大より、スタッフが働きやすい病院を作ることで患者様へのサービスを向上していくことが重要だと考えて来ました。

3.契約のきっかけは信用できる親友・急成長中の歯科医からの紹介
― キャスダックと会計顧問契約を結ばれた理由をお話し下さい。
私の親友からの紹介です。大阪の和泉市の歯科医で、大学時代の同級生です。
― どのようにご紹介されたのですか。
彼は私より、3年早く開業しており、順調に医院を成長させていました。大学6年間、部活も一緒で気心が知れた相手からの紹介ですし、彼も大阪市内の有名な先生からの紹介を受けて契約していたので、疑問を挟む余地はありませんでした。
― 開業準備のサポートはいかがでしたか。
やはり、沢山の歯科医院に関与して来られた蓄積は感じます。パートさんの時給や診療時間など、奈良市内の相場を考慮したアドバイスを頂きました。どのように決めて良いかわからなかったので大変助かりました。 また、担当者の指原さんの人柄も良かったです。リアクションが早く、聞いたことにはすぐに答えてくれるので、着々と準備を進めることができました。
― 開業時はキャスダックのアドバイスを忠実に実行されたということですか。
はい。餅は餅屋だと思っていますので、アドバイス通りに実行しました。

4.開業後の悩み「売上が上がっているのにお金が残らない」
― ユニット数や院内設備、スタッフ数など、開業時は満足する形でスタートすることはできましたか。
はい。銀行の借り入れも問題なくできて、計画通りに開業することができました。

想定外だったのは開業してからです。売上は順調に伸びているのに、なぜかお金が貯まっていかない。指原さんからは「使いすぎです」とよく指摘されていました。私としては相当頑張って働いているし、患者様も増えてきているので、どうして貯まらないのか不思議でした。この1年ぐらいでやっと余裕が出てきました。
― 開業時から業績も好調だったのですね。
私自身の体感では良い方だと思っていました。
― お金が残らない原因はどこにあったのでしょうか。
入ってくるお金に対して、医院の設備投資や私自身の生活費などを含めて、どれぐらい出費して良いのか、把握できていなかったところはあります。特に、設備にはお金をかける方なので、当時は自転車操業のような感じになっていました。指原さんからは、医院の設備投資に関して「大きな買い物をする時は事前に言ってください」とよく言われていました。
― 設備にお金をかけるのは、先ほどおっしゃったスタッフの働きやすさのためですか。
それもそうですが、結局は患者様に良いサービスをしたいからです。 そこにつきますね。

また私個人に関しては、東京や福岡などで開催される勉強会にもよく行っていました。勉強会に行けば、交通費、宿泊費の他に懇親会への参加費など、出費が嵩みます。
― 勉強会というのは、医院経営の勉強会ですか。
それもそうですが、結局は患者様に良いサービスをしたいからです。 そこにつきますね。

どちらかというと歯科医としての技術を磨く方の勉強です。やっぱり良い治療をしたいという想いがあります。一緒に働く衛生士にとっても、院長に技術がなければ、患者さんと自信を持って話ができません。衛生士はそういうところに敏感です。「この治療を勧めても、うちの院長の技術ではできないだろう」と思われたら、離職にも繋がります。それは歯科医院にとって致命的です。最低限、医院のスタッフが、自分の近親者が歯の悩みを抱えた時に、自信を持って連れてきてくれるような歯科医院じゃないとだめだと思っています。
お客様インタビュー風景 その2
5.ストラック図を使ったわかりやすい説明で防波堤に
― 直近の1年は余裕が出てきたとおっしゃいましたが、何を変えたのですか。
私自身は売り上げを上げるしかないと思ってやってきました。出口からどんどん出て行ってしまうので、入れる水を増やすしかないなと思いました。だからユニットをどんどん増やしていった面はあります。患者様も増え続けていましたので。
― キャスダックからはサポートはありませんでしたか。
どんぶり勘定はやめて、目標値を定めて管理していきましょうというアドバイスをいただきました。数字を把握しやすくするために、源泉徴収税を年払いから月払いにして均一化するといった工夫もしました。毎月、巡回時にストラック図を出していただいて、結果的にお金が残っていないと目に見える形で示していただきました。それが防波堤となり少しずつ改善してきました。

6.歯科医院専門の税理士だからこそ享受できるメリット
― キャスダックのサービスで気に入っているところはどのようなところですか。
特定のサービスというより、根本的に沢山の歯科医院と顧問契約されているということに価値があると考えています。歯科医院のデータが豊富に蓄積されているので、例えば自院が、どういうポジションにいるのかも、キャスダックに聞けばすぐに把握できます。あるいは弊院と比較して、ユニット数が同じか少ないのに、売上規模は大きい歯科医院があると聞けば、どうやっているのかを聞くことができますし、場合によっては紹介していただくこともできます。実際、見学させていただいたこともありました。それこそが歯科専門の税理士事務所と契約している最大のメリットです。
― それではご期待通りですか。
ええ。指原さんにはしっかりサポートしていただいていると感じています。

もちろん6年の間には色々ありました。顧問契約料だけを比較すると、一般的な税理士より高いので、開業したばかりで余裕がないときは、いろいろと不満も持ちました。ただ、その疑問をぶつけてみたら、リアクションの方法や提供してくれる情報量など、いろいろと改善して、良い意味で変化してくれました。おかげで6年間担当し続けて頂きましたし、当院の経営体質を改善することもできました。
お客様インタビュー風景 その2
7.次のステップは、スタッフとゼロからの歯科医院作り
― 今後の展望をお話し下さい。
まだ展望と言えるほど明確なものはありません。ここまで来れたのは指原さんや自院スタッフもそうですが、副院長である妻がしっかりサポートしてくれたことも大きいと思っています。今後のことは、みんなと話し合って決めていきたいです。
― やはり規模の拡大は目指しておられるのですか。
規模の拡大というよりも、働いているスタッフと一緒に改めて、ゼロから病院作りをしてみたいなという気持ちが芽生えています。 現在のユニット台数7台という規模感については、開業時からこれぐらいは行くだろうという予測を立てていました。ただ、5年経って「もっとこうした方が良いかな」というところも出てきています。規模はともかく、駅近の場所に土地を買って、みんなでアイデアを出し合って病院を作ることができたら理想的だなと思っています。
― 今後、法人化のご予定もおありですか。
いずれは法人化せざるを得ないと思います。開業以来、右肩上がりで患者様も増えてきましたが、どこかで頭打ちになることもあるでしょう。持続的な成長を遂げるために、指原さんと相談しながら決めたいと思います。
― キャスダックへのご期待をお話し下さい。
是非、従来通りの対応をお願いしたいです。お金の使い方に関して、指原さんからは厳しいご指摘を受けることもありますが、結果的に税務調査などは一度も受けたことがありませんので、指原さんが適切に対処してくれているのだと思います。これからもよろしく御願いいたします。

8.今後のビジョンとキャスダックへの期待
― 今後のビジョンをお話ください。
当院の理念は「お口の健康を通してあなたの人生を豊かにします」です。1人で貢献できる範囲は限られていますので、組織として、より広範囲かつ高いクォリティでの貢献をしたいと考えています。
そのためには、ドクターや衛生士、歯科助手といった医院スタッフの成長を支援する必要があります。人の役に立つためには本人の努力が必要ですが、個人の努力には限界があります。資金的なバックアップも含めて勉強できる環境を整え、スタッフ一人ひとりを輝かせてあげることが院長の役目だと考えています。
歯科医療に従事する職業は、患者様の喜びがダイレクトに伝わってくる良い職業ですが、日本での歯科医師の社会的地位は諸外国ほど高くありません。私自身も、子供に「お父さんみたいになりたい」と思ってもらえるようなかっこいい歯科医になるために頑張っています。歯科医療を通じて、患者様、医院スタッフ、私自身の3者の人生が豊かになるシステムを実現したいと考えています。

さらに、歯科業界への貢献も考えています。今考えていることは経営成功のための要素のうち「情報」のマネジメントの分野で貢献することです。これまでの過程で構築してきた当院の仕組みを、何らかの形で、他の歯科医院にも提供できないかと考えています。
― 税理士法人キャスダックへのご期待があればお話ください。
キャスダックさんは、経営者としては初心者の自分に、お金の面でアドバイスしてくれるかけがえのない存在です。キャスダックさんがこれまでに培ったそのノウハウを活かして、より多くの歯科医院をサポートしていただければ、歯科業界の発展につながるはずです。歯科業界が元気になることで、歯科医が社会に貢献できる幅が広がります。それによって歯科医が多くの人に憧れられる職業になることを願います。2014年9月にデンタルクリニック会計事務所から税理士法人キャスダックへと組織変更したことは、そのための第一歩だと思って期待しています。
お客様インタビュー風景 その2
はしもと歯科クリニック様、お忙しい中、有り難うございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
はしもと歯科クリニックのWebサイト
取材日時 : 2021年7月
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